2014-02-01から1ヶ月間の記事一覧

スクリャービン

明日の「会」のために、一日中小島信夫の小説を読んでいた。 小島信夫はある時期から、自分の小説を再利用するようになるけど、それは自己否定としてなされる。まるでそれを改めてすべて書き直したくてたまらなく、……といって、それと言い切ることも出来ない…

ブログ

背の綴じ方によってちょうど良く頁がばらけ、大きさもA5判だが本文が二段組みになって活字の大きさが目にちょうど良く当たり、紙のおもてはミルク色に白く、やわらかいというそういう本は内容によらず、読んでいるのが心地良いというように、ウェブ上にある…

繰り返し

音楽の繰り返しを、それと気付いたくらいで、その音楽の本質とか、そうは言わないにしても構造とかが、わかった気になるのは、ちょっと足りないんじゃないか。 同じように、あるものを、同じ要素が出てきたというくらいで、それの本質とか、そうは言わないに…

血のしたたる数字

……一言で言えば、考えられている単位と、考えられた後に立てられる単位とは区別しなければならない。……(中略)……しかし、数が完成状態で考察されるや否や、それは客観視される。そして、まさにこの故に、その場合、数は無限に分割可能なものとして現れるの…

本を読む(2)

しかし寒さにはなかなか抗うことが出来ず、喉に悪いとは思いつつも、セラミックファンヒーターの熱風を受けることになる。このセラミックファンヒーターは「切」「弱」「強」しかなく、強では熱いが弱では寒い。なのでどちらか気になったらガチャガチャと風…