寄る年波には勝てない

 日々の生活を少しずつでも更新しようと動きつづけること。それがいずれ最適解になることを願って、ではなく、動きつづけることにのみ意味がある。
 今日歩きで通った道を明日は自転車で通ってみよう、とか、今日思いも寄らなかったごはんを明日は食べてみよう、といったような非常にささやかなことであるとしても、それが日々の生活を変えるということは、生活の文体=スタイルを変えるということであり、それは本来変わり続けるはずだ。
 寄る年波には勝てない。今日はボウリングに職場の人と行ったけれども、どういう勘違いか、自分は今年で27になると思い込んでいたがじつは26だった。寄る年波に勝った。同い年の仕事仲間がいて自分よりもよっぽど今の仕事を続けているがそれと同じ時間だけ自分は別のことをしていた。ここにも寄る年波に勝つ必勝法のヒントが隠されている。