背の高い

 この日は背の高い先輩といろんな話をした。この人の背の高さは規格外で、手は僕らの顔ほどもある。その先輩は委員会のトップのような仕事をしていて、僕は一番下に位置する。
「これから君に任せたい仕事のこともあるけれども、そう固くならずにまずはコミュニケーションを」といった趣きで、九時という深い時間にも係らずそこから一駅くらい歩いて二人で飲み屋に入った。
 十一時頃にハケた。次の日は遅番だったので、さしたる影響もなかった。