貸しコンテナ
今日は、貸しコンテナを借りた。
仕事場に向かって自転車を漕いでいると、仕事場に着く直前に、コンテナを積んで、それにただドアを付けただけのような、物置のような貸しスペースが目に入る。
空いてる土地ならあるだけ使いたいという、東京ならではの商売だろうか。
僕は家に本が文字通り積んであって、それが胸の高さまであるのでちょっと地震がある度に(地震がなくても)崩れるので、とても危険だと思っていた。
これを機に「何の本を持っているのか」再確認する事も出来るし、家の本を順次そこに詰め込もうという計画を、少し前から頭で練っていて、それを今日実行に移した。
こういう「貸しスペース」は、管理人が少なくともその場に恒常的にいるわけではなく、本格的に借りるとなったら、家に鍵が郵送されてきて、それでそのまま開けて使い始めるらしい。また人がいないから、「ちょっと見学を……」といっても、出来ないらしい。
そして、僕が借りるのは「二階」部分なんだけど、これはそのコンテナの周りには階段もステップもなくて、ドアが宙に浮いている。
端っこに台車の付いた階段があって、使うときだけそれをガラガラガラってドアの下に取り付けて、それでもって上るらしい。
そんな、本当に誰も居ないただの箱であるにもかかわらず、これはれっきとした不動産であるらしく、借りる際に連帯保証人が必要で、その連帯保証人代理会社に対して家賃(?)ひと月分を払わないといけない。
それでも家賃というには安すぎるくらいの、七千円で借りることが出来る。
などというやりとりを、それほど暑くもなかった昼前に、公園の図書館の隣で延々とやっていた。