善と悪
こんにちは。こんばんは? おつかれさまです。ええっと、P、なんですけど。よろしくお願いします。あのー。
十といくばくかの人々が毎日見にきているようなので、それをいじしたいと思いつつの更新です。もっとも、いまだに「mixi 足跡」の検索から来る人が後を絶たず、十人のうちいくばくがそれなのか、わからないですが。
今日もずっと本を読んでいました。っていうか一気に読んで読み終わりました。これなんですけど。
- 作者: 佐々木中
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2011/06/21
- メディア: 単行本
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ちょういいっていうのは、これ最後の方なんですけど、藝術家っていうのは、アヴァンギャルドみたいな、反倫理とか、反理性とか、反意味(?)とか、いって、とにかくそういうのを避けるように、習い性みたいになってるけど、それってどうなのって。
この著者の佐々木中すら口頭での演説なのでその雑駁さにうずうずしているようなところをトーシロの僕がさらに要約するのはとても気が引けますがそれでもいうと、ニーチェが言ったことは普通「反倫理反理性反意味」の側だと、みんな思ってるしじっさいなんも考えずに読んだらそう受け取るのに努力はいらんのやけど、ちゃんと理路をおってくと、つまりは、この「反」の軸になっている「道徳」というもの、これがなぜ人々に降りそそいで無言ことわりなしで力をふるうのか。
それに理由もなければ暴力といえるほどのことだ。
「道徳」は非道徳的だ。
といっているらしいんですが、とするとその非道徳である道徳を元にした「善」に根拠はなく、ゆえに、その反対側である「悪」はむしろ「善」を根拠にしているゆえに同じく根拠がない。
ってニーチェはじつはいってるらしいんで、だから、みじめたらしくたいくつな善の反対である悪に正しさやかっこ良さを見いだすたいどはようちであり、そのたいどを芸術に当てはめるようなのはあんまりにあんまりじゃないのって書いてたような。