ドライブ

 どうもこんにちは。タンドリーチキン辛い! 宇多田ヒカルに今さら熱を上げるPさんです。
 とはいえ、まだ二回しか聞いてないんですけどね。本格的には。
 聞くというのは受動的行為と思われていますが全く違うんですよね。こちら側のすべての力を抜いて身を晒すという激しく能動的な行為なんですとは僕の信奉する作家保坂和志の談。僕もそう思います。
 そう思うんですが気がついたらなにもかも受動的になってるじゃないですか。普通音楽作る人はそれを押しつけるものとしか了解してないから、こちら側はそれを押しつけられるしかないわけですね。一見過激な言葉の礫をぶつけられてああ、なんかわかんないけど意味深で心を揺さぶられる、と思わされるわけです。そんなんばっかきいてると大事なことでも忘れちゃいますよね。
 一方で、「ちょっとこっちにおいでよ」とささやく音楽があるわけです。「いい景色が見れるよ」って。そこで車に乗るのは勇気が要りますが、だってどこに連れてかれるか分からないから、でも勇気を振り絞って乗ってみると、ワンコーラスは現実、ツーコーラス目には時空を越えた幻想の世界に連れてかれるわけです。どこ、ここ? いいから付いて来なって(ニヤニヤ
 幻想っていうか、完全な幻想は現実と全く一緒なんですね。現実に幻想のカーテンが掛かって、二つを同時に合わせ見ているかのごとく感じる幻想といった方がいいですね。
 なにいってるのかわかんなくなったところで打ち切りです。続きは各々の耳で聞き取ってください。