どんどん分断される道徳

 くじら
 明けノミコン
 歯車となることに抵抗があるのなら、自ら歯車の歯に糸を……
 ……髪の毛か、紙切れかなんかを……
 どうでもいい。夕焼けがもはや背中の背後に完全に隠れて遠くにある。今はシチズン色、良かったら、電車かなんかで、駒込まで行きたい。
 文字を読むときは、音声とは別のスピードで、ゆっくりと、早めと、流れることが出来る。とにかく音声とは別だ。濁点が文字になることはない。
 カルピスソーダのCMにマグリットの描く男が出演した!
 奴らの声を聞き取らずに奴らの声を使い自分の事を話すには、とんでもない労力が必要だ、俺にはもうそんな力は残されていない、半分以下の力だ、半分なんてなかった、
 特段、いや、どんどんどうでもよくなる。