カチャンメラマン

 みなさん、今日の晩ご飯はなんですか。みんな、永谷園の広東風かに玉? いいですね。Pです。
 僕はその、夕ごはんは、あたりに落ちてる紙きれでいいです……。紙きれを、甘辛く煮たやつで……。
 え、マジで? 冗談のつもりだったんですけど。だって、紙きれを本当に甘辛く煮たやつなんて、見たことないですよ。あなたも初めてですよね? 紙きれを甘辛く煮るのは。そうですよね。いや、言いましたけど。ちがうんですって、謙虚ギャグっていうか、いつもの。はあ……。ちゃあんとほぐしてある? そんなに言うなら。
 ムシャムシャ。
 さて、その広東風かに玉にもかかっている「アン」のことをちょっと、みんなで考えていきたいと思います。
 というのも、放送に来る人でインドネシアに住んでいる人がいるのですが、きのう放送でその人に「アンパンマンはインドネシア語で言うとどうなるか」と聞いたら、
「オラン(人) ロティ(パン) カチャンメラ(アン)」
だと言うのですね。なるほどアンパンマンのアンはカチャンメラか。
ぺこにゃん「するとドラえもんのテーマは、『カチャンメラ カチャンメラ カチャンメラ とっても大好き ドラえもん』になるわけですね」
 そのアンじゃねえよ!
 などと冗談を言っていたのはいいのですが、どうにも話が合わなくなってきました。というのも、同じくぺこにゃんが、
ぺこにゃん「カチャンメラかけチャーハンはおいしいですよね?」
と言ったのですが、そのカチャンメラの定義がどうも合致しなくなってきました。さらに問えば、「カチャンメラ」というのは、
「カチャン=豆 メラ=赤い」
という編成らしく、その分解された語から察するに、これは「あんこ」のことと言ってもいいですが、それより「小豆」というニュアンスの方が強そうだったのです。
 ひるがえって日本語の「アンコ」または「アン」ですが、つぶあん、こしあんが「アンコ」なのまではいいですが、僕の好きなアンには「うぐいすアン」があります。
 ウィキペディアによれば、「青エンドウを茹でたものを潰して、砂糖または蜜で甘い味をつけた緑色の漉し餡のこと[1]。」らしいです。あの若干透明感のある緑色のアンは、見た目にもおいしいと、僕は思うのですが、全然「メラ」くないですね。
ぺこにゃん「とすると、シャアの『赤い彗星』は、『メラい彗星』になりますね」
……
 ともかく、それにはじまり、さらに言えば、「アン」と呼ばれるものには、「あんかけ」と言われる類の、片栗粉でトロみをつかせたダシの効いた汁、あれも含まれるはずです。
 つまり、「アンコ」と今呼ばれるものは、まあまあ小豆から出来たものと思っていいのですが、「アン」と呼ばれるものは、それにおさまらないわけです。
 じゃあその「アン」に当たる単語は、インドネシア語にないのか。
 その辺りのことはその時はっきりとはわかりませんでした。
 また、小豆から出来た「アン」のことを「アンパンマン」の「アン」は指し示していることから、「アンパンマン」の逐語訳は、
「オラン ロティ カチャンメラ」
で別にいいんじゃねーの? ということになりました。

*1

*1:こないだから、アマゾンの商品をここで紹介してもしも万が一購入されると、はてなポイントが手に入るらしいです。みなさん、どうか、ここから、買ってくれはしないですか……?