とろろ

歌丸「今度こそシクるんじゃねえぞ」
かしこまりました。
歌丸「二度はないからな」
存じております。
歌丸「代わりはいくらでもいるんだぞ」
存じております。
ペラッ
歌丸「次の仕事の計画書だ。百回読んどけ」
かしこまりました。
ツカツカツカ……バタン
SHIT!!
 あ、どうも皆様ごきげんよう。座布団と幸せと大麻樹脂200kgを運ぶ山田隆夫です。
 皆様はわたくしの表の面しかご存じないかと思いますが、実はこんな副業もあるんですね。こうして、座布団の綿を抜いて、その中にブツを入れることによって、座布団と、まあ一時的にしろ快楽と、そして大麻樹脂の三つを同時に運ぶことが出来るわけです。ナイス・アイディーア。
 まあ、一発で税関に捕まるんですけどね(笑)。
 こと、Pさんです。さっそく書くことに詰まりつつありますが、まあ続けていきましょう。
 最近とろろに凝ってます。牛丼にかけるんです。しかしすき家の「わさび山かけ牛丼」ではなく、松屋の牛めしに、単品のとろろをつけて、それをぶっかけて醤油を垂らしていただくわけです。
 これがうまい。もともとメニューになってるすき家の「わさび山かけ牛丼」の方がいいのではないかという声もあるかと思いますが、ぜんぜん話にならない。わさび山かけ牛丼は380円で、牛めしプラスとろろは370円。安い上に、松屋は全メニュー味噌汁付きなんです。ぜんぜん、比べものにならない。
 とろろはどう使うのが一番真価を発揮するのでしょうか。もちろん牛めしにかけるのが最適解だなどと主張する気は頭髪ありません。じゃなかった毛頭ありません。頭髪もなくなりつつある気配を感じつつありますがそうではなくて、基本とろろをかけておいしくならないものなんて、千に一つもないわけですね。強いて言えば、ボルトやナットくらいのものでしょう。そんなんもまず食卓に出てくるのがありえないから、まあとろろがまずくなるシチュエーションなどというものは、スティーヴン・キングにすら考えつかないことでしょう。
 とはいえ、その「うまい!」が具材によって引き立ち、あたかも仏に後光が差してくるように、「とろろ様!!」となるような奇跡の出会いがあるのではないか。
 ちなみに松屋のとろろを使ったメニューには「山かけマグロ丼」があります。大盛はなんとマグロの量が倍に! でもちょっと高いのでそんなに食べたくはない。
 去年か一昨年、ちなみにこの山かけマグロ丼は夏季限定メニューなんですが、そのあたりに何回か食べたことはあるんですが、なんていうか、いまいち粗雑な組み合わせという感じがして(もっとも、すき家のチーズ牛丼ほどじゃないけど)、マグロを使ってる割にもったいないな、という感じがしました。
 他のわたくしのとろろ体験といいますと、丸釜製麺のうどん、とろろに卵の黄身が入ったやつとかでしょうか。言っておくけど、とろろに卵の黄身を加えちゃうのは、絶対的な反則技で、それはもう神とかいうレベルを超えて、ギリシャ神話でいえば、ゼウス様級の反則なので、なしです。
 あと、その感じで行くと、いろんなネバネバをぶち込んだ「ドロドロ丼」に近くなっていって、妙味がないよね。
 あくまでとろろ、そしてちょっとのしょうゆを加えたのに合うものがほしい。
 そんで、今日食べたのは、本当にとろろとそばだけみたいなとろろそばだった。そばで食うと、汁に紛れるのがもったいない。牛丼の場合は、最終的に全部いけるのに。
 今日も「とろろ様!!」の瞬間は逃したようです。
 ……ずいぶんと長くなってしまいました。腐れ外道のボスが帰ってくる前に、お開きにしましょう。では、また今度。
歌丸onスピーカー「全部聞こえてるよ」
 ……(脂汗