四面楚歌

 葬送の鳴り響く
 ゆうきようざい
 志茂田 景樹
 自由律俳句について、伊集院光が語っていて、語っている最中だった。
 ユウチュウブ。
 意味と内部律を維持し、リズムを解体するやり方もあれば、その逆もあるだろう。
 というか、あの内部律、意味の切れ目とつながり、いわゆる余韻を作り出す時間こそが退屈だと言えば言える。
 目の前にある言葉と、「俳句」という言葉との距離の問題だといえば、現代彫刻に近づくこともできる。
 現代……?