ウサギノヴィッチさんの『乱交パーティー』の感想

 雨が降って何も出来ないのでウサギノヴィッチさんの『乱交パーティー』を読んだ。
 詩集。
 ウサギノヴィッチさんが詩を書いたのは初めて読んだ。
 いつもバカにしているデリダとかラカンとか出てきた。
 どんな作家もしょせんは固有名詞の役割しか持たないという、形而下に引きずり降ろすことだ。
 不思議なことに、世の中を形而上と形而下に腑分けして、再構成すると、世界が何にも再現されない。
 言葉はどうしたって形而下に降りられないという側面も持つ。
 あー、お腹空いた。
 マルコメの減塩味噌汁。
 ウサギノヴィッチさんの『乱交パーティー』
 詩っぽさに溢れていた。